外国人フリーランスが銀行を選ぶときのポイント
銀行口座開設において、英語でも使いやすい銀行を紹介していきます。
英語で使いやすそうな銀行を紹介し、freeeを使う検討をしている想定でfreeeで同期ができるものをまとめてみます。
英語で使いやすい銀行と、freeeに同期しやすい銀行は必ずしも同じではありません。外国人フリーランスの場合、英語対応、freee連携、海外送金、事業用としての使いやすさを分けて考える必要があります。
自分の好みもあるでしょうから、それも踏まえて銀行選びの参考にしてみましょう。
なお、固定する必要はなく、半年や1年使ってしっくりこないときに変更するという手もあります。
全体の比較表
大まかなイメージをまずはまとめます。
| 銀行 | 英語対応 | freee同期 | 海外送金・受取 | 事業用 |
|---|---|---|---|---|
| SBI新生銀行 | 強い | 可能 | 海外からの受取可、送金はできない | 個人口座向け |
| SMBC信託銀行/ PRESTIA | 強い | 可能 | 強い | 個人口座・外貨向け |
| ソニー銀行 | 普通 | 可能 | 外貨受取に強い | 個人口座向け |
| 三井住友銀行 / Olive | そこそこ | 可能 | 大手銀行として対応 | 事業用口座としては注意 |
| PayPay銀行 | 英語口座開設ページあり | 可能 | 送金は提携サービス中心 | 個人事業主口座あり |
| GMOあおぞらネット銀行 | 弱め | 可能 | 個人事業主は注意/法人向けWise送金あり・受取不可 | 個人事業主口座あり |
| 住信SBIネット銀行 | 弱め | 可能 | 受取のみ | 個人口座・ネット銀行向け |
| ゆうちょ銀行 | 多言語案内あり | 可能 | 国際送金・受取あり | 最初の生活口座向け |
| 楽天銀行 | 弱い | 一応可能 | 一般的 | 個人口座・個人ビジネス口座向け |
※1 ※ freee同期の「可能」は、freee会計の同期可能口座一覧に掲載されていることを前提にしています。ただし、口座種別、API連携の有無、インターネットバンキングの設定、金融機関側の仕様変更などにより、実際の同期可否や安定性が変わる場合があります。利用前にfreee公式の最新情報を確認してください。
※2 海外送金をアプリでしやすいなどの観点は今回入れていないので、気になったところについて、念のため確認しておきましょう。
※3 なお、海外送金などは、マイナンバーや本人確認の提出が必要な場合が多く、確認にも時間がかかります。海外送金が必要な場合は、早めに確認をしておきましょう。
また、同期をその銀行のどの口座で行うかは、きちんと決めておきましょう。
例えば、口座内に、通常口座や国際口座などが分かれている場合に、希望のものがきちんと同期されるかは確認が必要です。
また、前段階も大切です。事業用の口座として、生活の支出をできるだけ入れないように使い分けをしましょう。
この考え方で使うと、freeeと同期した明細をきちんと処理すれば、事業収入や事業支出の整理がかなり楽になります。
SBI新生銀行
カスタマーサポートで英語対応を選ぶことができます。
銀行に電話をすることはあまりないかもしれませんが、この対応があることから選んでいる英語話者の方もいます。
海外への仕向送金の仕組みが2025年で終わってしまいました。
そのため、受取は可能ですが、送金ができないという点はご注意ください。
SMBC信託銀行 プレスティア
英語対応・外貨・海外送金という意味ではかなり強いです。PRESTIAは旧Citibank Japanのリテール業務を引き継いだブランドなので、比較的使われている印象です。また、SMBC信託銀行プレスティア(PRESTIA)は、日本を出国して海外に移住(非居住者)した後でも口座を維持・利用することが可能です。
なお、三井住友信託銀行とは別なのでご注意ください。
freeeでの同期も可能です。
海外送金も可能で、オンラインなら3500円を基本として額面によって追加チャージがかかる形です。
送金を受ける場合に、プレスティアでは手数料を取られません。
ただし、中継地点で取られる場合はあるので、ご注意ください。
ソニー銀行
以前は、英語での取引サイト(English Online Banking Service)があって、人気がありました。
しかし、今は英語対応はAIによる翻訳になってしまっております。
freeeでの自動連携は対応をしております。
送金を受ける場合も、手数料がソニー銀行側ではかからないとされています。
三井住友銀行
三井住友銀行は外国籍でも口座開設可能と案内しています。
アプリでも英語表示を選べるので、最近は、ご相談をいただいた方に開設を勧めることが多いです。
有名ですし、その意味で安心感もあります。
freee連携可能です。
一応、生活用ということで、Oliveを紹介しておりますので、ご留意ください。ただし、小規模なうちであれば、生活用かどうかという境界線があいまいであり、初期の利用は大きな問題にはならないような印象を受けております。
PayPay銀行
PayPay銀行は、英語での口座開設ページがあります。
その意味では使いやすいかもしれません。
事業用口座としてPayPay銀行を使う場合、PayPay残高や日常のPayPay決済と混ざると、freee上の経理処理が分かりにくくなることがあります。小売店などでPayPay決済を事業用に使っていないのであれば、生活用のPayPay利用とは分けて管理する方が無難です。
freee連携可能です。
PayPay銀行では、海外送金を取り扱っていません。
ただし、PayForexというサービスへ口座振替をして送金する方法を案内しています。
PayForexはこちらのページです。
GMOあおぞらネット銀行
住信SBIネット銀行、PayPay銀行、楽天銀行と並びネット銀行系で有名です。
日本語中心のページ対応なので、英語話者向きではないかもしれませんが。
freee連携可能です。
GMOあおぞらネット銀行は、freee連携や個人事業主口座という点では便利ですが、英語対応や外貨利用を重視する外国人向けというより、日本語で手続きできる事業者向けのネット銀行という印象です。
なお、GMOあおぞらネット銀行にはWiseと連携した海外送金サービスがありますが、これは主に法人口座向けのサービスです。個人事業主が海外送金や海外からの入金を重視する場合は、別途Wiseなどを併用する方法を検討するとよいでしょう。
住信SBIネット銀行
こちらもネット銀行で有名です。
英語対応が強い感じはしませんが、GMOあおぞらネット銀行と同様に、手数料の安さは感じます。
freeeとの同期は可能です。
住信SBIネット銀行では、外貨送金受取サービスがあります。海外の金融機関からの外貨送金を受け取ることができます。
一方で、個人向けの外貨送金サービスは、他の金融機関の国内本支店にある本人名義口座への送金が中心で、海外への送金とは異なります。海外への送金を目的にする場合は、Wiseなどの併用も含めて確認しておくとよいでしょう。
ゆうちょ銀行
すでにゆうちょ銀行を持っている英語話者の方がいるかもしれません。
事業用に分けたい場合に、支店に相談することで、特別にもう一口座持つことも可能です。
ただし、預金保険制度(ペイオフ)において、同じ金融機関に複数の口座を持っている場合、それらの預金は名義人ごとにすべてまとめられ、1000万円の保護をされます。
freeeとの同期は可能です。
また、送金を受けることも可能です。
楽天銀行
審査が比較的通りやすいことで選ばれる印象です。
ただし、英語話者にとって使いやすいサイトではない、という感想をもったことがあります。
楽天証券や楽天との連携を意識しなければ、特に選ぶ必要はないかなと考えます。
freeeとの連携は可能です。
結論
上記の内容を参考にして、まずは2つ程度の候補を選びましょう。
開設後、使ってみて、気に入らない場合変更しましょう。
なお、同期できるカード一覧はこちらから確認ができます。
実際に私も、1年経ってから、口座の構成を変更しました。
海外送金の機能は、そこまでこだわらなくてもいいかもしれません。
銀行借入などを目的としていなければ、Wiseなどを併用している場合が多いです。
銀行ごとに、良い点を確認した上で、事業を進めていきましょう。




