クレジットカードが使えない個人事業主必見!デビットカードで賢く帳簿記帳

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執筆者小嶋 晃弘

◆国際基督教大学卒、大阪府立大学大学院経済学研究科修了。税理士、MBA、宅地建物取引士。国際営業、経理、労務、採用、人事、IT管理など幅広い分野での実務経験があります。 ◆税理士の顧問サービスの他、企業オーナーや個人事業主に対して資産運用コンサルティングや税務サポートを提供。金融教育の重要性を感じ、税務関連の執筆活動にも取り組んでおり、税務に関する書籍や記事を執筆しています。 ◆プライベートでは、2人の男の子の父。趣味は水泳、読書、カメラ、アニメで、休日には息子たちと一緒に自然を楽しんでいます。

2024年10月11日

2024年10月11日

クレジットカードとデビットカードの違い:どちらがあなたに適しているか?

クレジットカードとデビットカードは、どちらも支払いに利用できる便利なツールですが、その仕組みは大きく異なります。

クレジットカードデビットカード
資金の性質借入銀行口座からの即引き落とし
作成審査が必要銀行口座に紐づけられる

クレジットカードはカード会社が一時的にお金を立て替え、後日利用者が返済する形で支払います。一方、デビットカードは、購入と同時に銀行口座から即座にお金が引き落とされます。事業主にとって、どちらを選ぶかは、資金管理の方法や信用状況によって異なります。

借入か即時決済か?クレジットカードとデビットカードの仕組みを比較

クレジットカードは「借入」に相当します。カード会社が立て替えた金額を翌月などの決まった時期に返済する必要がありますが、その間に資金が手元に残るため、キャッシュフローを柔軟に管理できる利点があります。一方で、利息や手数料がかかる可能性もあり、支払いを遅らせるとリスクが生じます。

デビットカードは即時決済です。銀行口座に残高がある限り使えますが、残高不足の場合は決済ができません。資金の管理を簡素化できるため、支出を抑えたい個人事業主にとっては魅力的です。

借入をするために、クレジットカードは発行に審査が必要です。一方でデビットカードは銀行口座にひも付きすぐに許可をもらえることがほとんどです。

引き落とし日の違いと管理ポイント:クレジットカード vs デビットカード

クレジットカードの引き落とし日は通常、利用月の翌月に設定されています。この猶予期間を利用して、資金管理や計画的な支払いが可能になりますが、忘れてしまうと利息が発生するリスクもあります。

個人事業主の場合は、資金支払を待ってもらえる利点があるといます。

デビットカードの場合、引き落としは即時です。購入した瞬間に口座から金額が差し引かれるため、支出管理がシンプルになり、事前に予算を立てやすいというメリットがあります。

クレジットカードの引き落としがまだで待っていることがありませんか?個人事業主にとっては、すぐに引き落とされれば、すぐ記帳につなげられるメリットがあります。

個人事業主とデビットカード:クレジットカードが難しい場合の代替としてのデビットカード

クレジットカードの取得には、信用調査や収入の証明などが必要なことはお伝えした通りです。

そして、個人事業主の場合、審査に通りにくいケースがあります。一方、デビットカードは銀行口座さえあればほとんどの場合すぐに取得でき、特別な審査が不要です。

このため、クレジットカードが取得できない場合でも、デビットカードを活用することで事業の支払いを効率よく行うことが可能です。銀行に記録を効率的に残す手段だからです。

API連携のためのカード選び:freeeなどの会計ソフトとスムーズに連携するために

多くのクラウド会計ソフトは、銀行口座との連携がとれます。

デビットカードの使用記録は口座の動きとして記録ができるため、クレジットカードがなければデビットカードを使うといいです。

当事務所がご紹介しているfreeeは、銀行口座、クレジットカードやデビットカードとのAPI連携に対応しています。つまり、カードを使って購入すれば取引データが自動的に帳簿に反映されます。

デビットカードは、支出が即時反映されるため、リアルタイムで資金状況を把握しやすくなり、キャッシュフローの管理がシンプルになります。

freeeは便利そうに見えて、連携できるカードが限られていることがあります。デビットカードを使って、freeeとの連携をスムーズしていきましょう。手動での入力作業を削減し、事業の効率化を図ることができます。

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