執筆者 小嶋 | 2024年9月30日 | 個人の税務会計
日本で事業を運営する外国企業や、主に英語を使用する企業にとって、帳簿を英語で作成することは便利に思えるかもしれません。しかし、税務申告や日常の経理業務においては、いくつかの重要な点を考慮する必要があります。この記事では、英語での帳簿作成が可能か、また税務申告における言語要件や、効率的な運用方法について解説します。 公式書類の言語要件 法律上は、言語の設定はないため、書類を英語で作成することは可能です。...
執筆者 小嶋 | 2024年9月24日 | 個人の税務会計
非居住者と非永住者の違い 非永住者と非居住者は字面が似ていますが、内容は異なります。税法としても大きく扱いが違うので、非居住者から非永住者になった際は確認が必要です。 定義の確認 まずは、それぞれの定義を確認してみましょう。 非居住者: 日本国内に住所を持たず、1年以上日本に居住していない人。 非永住者: 非居住者でない者のうち、日本国籍を持たず、過去10年以内に日本に5年以下しか居住していない人。 課税範囲の違い では、課税所得の範囲も含めてまとめてみましょう。...
執筆者 小嶋 | 2024年9月20日 | 個人の税務会計, 法人の税務会計
記帳代行で一定のニーズはあるのですが、当会計事務所はそれを全面的にはおすすめしていません。 経理業務は、どんなビジネスにとっても避けられない作業ですが、時間と労力を取られる業務でもあります。特に中小企業や個人事業主の場合、経理にかかる負担は少なくありません。 しかし、テクノロジーの進化により、会計業務を自動化し、手動入力を大幅に減らすことが可能になってきました。このブログでは、会計業務を効率化するための仕組み化について解説します。 入力をしない仕組み化...
執筆者 小嶋 | 2024年9月16日 | 個人の税務会計
海外に行く前に知っておくべきこと 海外転勤や移住を考えている方は、出国前に税金に関する手続きをしっかり確認することが重要です。特に、日本における納税義務は、たとえ海外に移住しても完全に消えるわけではありません。 非居住者となっても、国内に資産や収入がある場合には、納税義務が発生します。また、海外に出国したばかりの場合、まだ納税義務が残っている場合があります。これは、特に住民税についていえます。 このため、海外滞在中に納税を円滑に行うために「納税管理人」を設定する必要があります。 納税管理人 とは?...
執筆者 小嶋 | 2024年9月2日 | 個人の税務会計, 小規模事業売却
インボイス制度の番号という名前の不満 インボイス制度を説明しているときに、特に思うのは、伝わりにくいことです。 日本人に説明する時にも、インボイスやこれなんぞという感じで、伝わりません。また、日本人以外にもインボイスが伝えにくいです。 そもそも、Invoiceは、請求書・領収書のようなものをいいます。貿易をしている人であれば、その内容を記載したものもインボイスというように一括りに説明をします。売りと仕入れを分けるときには、Sales InvoiceやPurchase Invoiceという表現にすることもあります。...
執筆者 小嶋 | 2024年8月15日 | 個人の税務会計
自分で帳簿を付けたときに個人事業主の方が最初に戸惑うのは、どちらが借方でどちらが貸方かです。また、それが合っていたとして、どちらに書くとどういう意味があるのかは分かりにくいところ。...