20万円以下の輸出はEMS?消費税の輸出免税を受ける際の証明書は、決まっている

20万円以下の輸出はEMS?消費税の輸出免税を受ける際の証明書は、決まっている

輸出免税での2021年の改正 改正内容と改正理由 2021年(令和3年)の消費税法改正において、20万円以下の貨物に関する輸出免税の書類保存要件が厳格化されました。この改正の背景には、不正行為を防止し、輸出事実をより確実に証明するための措置が含まれています。 改正内容 輸出免税を受ける際の証明書について、貨物の価格が200,000円以下の場合とそれ以上の場合で必要な書類が異なります。 200,000円以下の小型貨物 EMSまたは小包郵便物の場合: 日本郵便株式会社から交付された、郵便物の引受けを証する書類。...
海外に行く人は、納税管理人を設定しないと困る理由

海外に行く人は、納税管理人を設定しないと困る理由

海外に行く前に知っておくべきこと 海外転勤や移住を考えている方は、出国前に税金に関する手続きをしっかり確認することが重要です。特に、日本における納税義務は、たとえ海外に移住しても完全に消えるわけではありません。 非居住者となっても、国内に資産や収入がある場合には、納税義務が発生します。また、海外に出国したばかりの場合、まだ納税義務が残っている場合があります。これは、特に住民税についていえます。 このため、海外滞在中に納税を円滑に行うために「納税管理人」を設定する必要があります。 納税管理人 とは?...
輸出業務での消費税還付:税務調査に注意すべき理由

輸出業務での消費税還付:税務調査に注意すべき理由

輸出において消費税は、理論的に還付が発生しやすい 消費税の還付を考えたときに、税務調査のリスクは考えていますか? 輸出業務において消費税の還付は発生しやすいものです。普段の生活では消費税は取れものと言う考えが多いかもしれませんが、実は消費税は還付が発生します。 これは、消費税は預かった分と払った分の差額を国に収める制度だからです。 例えば、輸出で、12,000,000円の売り上げがあったとしましょう。 そして、仕入れ原価は80%とすると9,600,000円入れて払っています。...
インボイス制度・登録番号は、英語で使いにくい税務用語

インボイス制度・登録番号は、英語で使いにくい税務用語

インボイス制度の番号という名前の不満 インボイス制度を説明しているときに、特に思うのは、伝わりにくいことです。 日本人に説明する時にも、インボイスやこれなんぞという感じで、伝わりません。また、日本人以外にもインボイスが伝えにくいです。 そもそも、Invoiceは、請求書・領収書のようなものをいいます。貿易をしている人であれば、その内容を記載したものもインボイスというように一括りに説明をします。売りと仕入れを分けるときには、Sales InvoiceやPurchase Invoiceという表現にすることもあります。...