執筆者 小嶋 | 2023年11月6日 | 個人の税務会計
葬儀を行う際に領収書を保管するべきなのは、その後の相続税の申告や他の家族へ立替を証明する際に役立ちます。しかし、領収書がもらえない費用があるときはどうすればいいでしょうか。 領収書がもらえない費用の例 お寺での戒名代やお心づけに対して領収書をもらえないのはなぜなのでしょうか。それは、宗教関連の収入であり、対価ではなく謝礼と認識しているからです。 謝礼という名称にとらわれず、対価に対するサービスがあるかを検討します。例えば、弁護士や税理士に講演会の依頼をした際の謝礼は、講演というサービスをもらった対価です。... 執筆者 小嶋 | 2023年10月30日 | 個人の税務会計, 法人の税務会計
2023年9月末に、厚生労働省が、一時的に所得があがって社会保険に加入することとなる人に対して106万円の壁、扶養控除の認定である130万円の壁の緩和対策をしています。 どんな対策で、申請方法がどうなのかをまとめます。 社会保険 106万円の壁・130万円の壁 パートやアルバイトで話にでるのは、106万円の壁と130万円の壁です。それぞれ具体的に理解していきましょう。 106万円の壁... 執筆者 小嶋 | 2023年10月21日 | 個人の税務会計, 小規模事業売却
外国へ商品やサービスを提供することは、近年では当然のことです。今回は、外国へサービスを提供する場合の記帳の基本についてまとめてみます。 売り上げたとき 商品やサービスを販売した場合には、その商品やサービスを販売した日に売上を計上します。販売した日とは、商品なら引き渡しが基本です。B2Bなどを想定すると、引き渡して検収した日を基準にします。 もし1,000,000円を売り上げて現金を収受したら、このように処理します。 日付借方貸方摘要9月22日現金1,000,000円売上1,000,000円A社 商品販売代... 執筆者 小嶋 | 2023年10月3日 | 個人の税務会計, 法人の税務会計
インボイス制度が2023年10月から始まっています。 各所で色々と騒がれていますが、インボイス制度の影響を下げるためにインボイス番号を登録しないけれども仕入側で8%控除をしていいという経過措置があります。 また、私がもう一つ課題と考えているのは、受け入れ側の対応です。請求側がこの制度を理解していても、請求される側が経過措置を理解していないと、うまく噛み合いません。 今回は、請求書を発行する側としてこの経過措置の理解と対応方法を、そして請求を受け入れる側としてこの対応をまとめてみます。 インボイス番号... 執筆者 小嶋 | 2023年9月25日 | 個人の税務会計
起業する。最近は必ず専用のクレジットカードを作っておいた方がいいです。どのカードがいいか迷いますね。 今回は、どんな考えでクレジットカードを選んだらいいかをまとめます。 なお、専用のクレジットカードを持った方がいい理由は、こちらの動画でも解説してあります。 余っているならとりあえずそれ いろいろとお勧めがあるかもしれませんが、もし使っていないクレジットカードがあるのであればそれを使いましょう。... 執筆者 小嶋 | 2023年9月20日 | 個人の税務会計
税務関連の英訳をしていると、やはり伝わりにくいんだと感じることは多いです。 最近ご指摘を受けた中で、「確かに」と感じたのは控除という言葉です。おおよその英語の訳語において、この控除はDeductionとして扱われています。 間違ってはいません。しかし、同時に誤解を生じさせています。 誤解を生みやすい表 ご指摘を受けたのは、下記の表です。個人の所得税の税率を示す内容なのです。 ここに「控除額」が存在します。控除額を英訳するとDeductionと出てきますので、まあ合っているでしょう。...