個人事業主になったら、確定申告をしないといけない理由|源泉徴収の仕組み

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執筆者小嶋 晃弘

◆国際基督教大学卒、大阪府立大学大学院経済学研究科修了。税理士、MBA、宅地建物取引士。国際営業、経理、労務、採用、人事、IT管理など幅広い分野での実務経験があります。 ◆税理士の顧問サービスの他、企業オーナーや個人事業主に対して資産運用コンサルティングや税務サポートを提供。金融教育の重要性を感じ、税務関連の執筆活動にも取り組んでおり、税務に関する書籍や記事を執筆しています。 ◆プライベートでは、2人の男の子の父。趣味は水泳、読書、カメラ、アニメで、休日には息子たちと一緒に自然を楽しんでいます。

2023年8月24日


今日は、確定申告と源泉徴収について説明します。
この点を理解すると、サラリーマンのときに確定申告をしなければいけない理由が分かります。

サラリーマンのときの確定申告

サラリーマンのときには、確定申告をする必要はありませんでした。
これは、会社が毎月の給料から、一部を所得税として会社に残して代わりに納税してくれていたからです。

例えば、8月の給料で30万円もらえるとして、そのうちの3万円を会社はサラリーマンに支払わず、9月に税務署に払います。

この合計額が年間の所得税です。
しかし、この方法だと年間の所得税を取りすぎてしまうことがあるので、年末調整をして精算します。

だから、確定申告をする必要がないのです。

複数の仕事を持っている場合

複数の仕事を持っている場合、確定申告を完了する必要があります。

その理由は、先程の源泉徴収と深く関連しています。会社は、あなたにお金を振り込む前に、給与から所得税を徴収します。

1つの仕事を持つ人は、先程の年末調整で年末に控除を完了します。
しかし、複数の仕事を持つ人は、総額でいくらになるか分かりません。
というのも、累進課税になっているので給料が増えると所得税の額も増えます。

このときに概算で多めに取ることになっているのです。
2社勤務の場合など、この額は確定申告をしなければ分かりません。

確定申告をすれば、支払い過ぎた税金を取り戻すことができます。


具体例

例として、1人の子供がいて、1つの仕事しか持っていないと仮定しましょう。月給を受け取ります。
社会保険を控除した後、例えば、それは170,000円です。
クラスAのテーブルに従って、源泉徴収として2,070円を支払う必要があります。

2人の子供がいる場合、それは460円になります。
子供がいない場合、それは3,700円になります。
子供の数が金額を変えます。
他にも要因はありますが、これは単なる例です。

2,070円を12ヶ月掛けると、24,840円になります。
すべての要因を考慮した後、所得税の合計が20,000円であれば、年末調整で4,840円を取り戻すことができます。

しかし、1つの会社だけが内部で年末調整を計算します。
その計算には、2つ目の仕事の収入が含まれていません。

それが、複数の仕事を持つ人に確定申告をおすすめする理由の1つです。

2つ目の理由として、2つ目の仕事の会社は、あなたがクラスBにいるというルールに基づいて所得税を控除します。
ここで、簡単に言うと、クラスBはそれが2つ目の仕事であることを意味します。

クラスBの所得税控除は、クラスAよりも高いです。
例えば、170,000円の所得税控除は11,700円です。
同じ給与で子供がいないクラスAの所得税控除は3,700円です。

このように、複数の仕事を持つ人が確定申告で税金を取り戻すことを意味します。

複業や事業準備によって仕事を複数持っていることが多くなりました。
確定申告の準備をしっかりしておきましょうね。


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