国際税務という依頼で、大阪からも他府県からもご依頼をいただきます。
税理士はたくさんいるかもしれませんが、ご要望いただくことが多いです。日本人間だと、近いところに住んでいる税理士に頼む傾向はあります。しかし、大阪を越えて東京やアメリカ、イギリスなど、私のところには、距離が離れていてもご依頼いただくことが多いです。
国際関連は、特殊な要素がありますし、そういったところに対してご要望に応えられていると考えています。
国際税務とは
国をまたぐ場合の税務はかなり問題があります。
どちらに課税権があるかという分かりやすい問題があります。
例えば、消費税を考えましょう。
日本の国内で商品を販売すれば、消費税がかかります。
消費税の課税事業者であれば、これを日本の税務署に納める必要があります。
では、日本からアメリカに販売した場合はどうでしょう。
通常は輸出免税といって、アメリカの消費者は日本の法律の対象ではないことや、国際慣習からも日本以外の国の人から消費税を取らないことになっています。
ここはおさえなくていいのですが、専門家の間では、輸出免税は0%課税として消費税を計算します。購入した物品との消費税の整合性をとるためです。
では、日本からフランスに対してリモートワークをしたらどうなるでしょう?
このように、少しこねくり回すと難しい問題が出てきます。
国をまたぐととたんに複雑になります。条約を確認する場面も増えてきます。
国際税務での問題
その他に国際税務での問題も多いです。
言語翻訳
日本語の税法は、日本語の体系上になりたっています。
機械翻訳で分かるところもありますが、前提知識が必要です。
各国そうかもしれませんが、会計知識も求められることがあります。
という感じで、翻訳の問題は言語力以上に、専門性の検討が必要になってきます。
文字できちんと表せるか
文字できちんと表せるかどうかという点も気になります。
税法のことをきちんと説明すると、一文の内容であってもかなり長い背景情報が必要です。
どこが外国人、非居住者、非永住者など、日本語を母国語にしていない人にとって分かりにくいかしっかり理解した上で、お伝えができるかはポイントです。
他の税理士さんからの置き換えでお話をした際に聞いたのは、
言語的な理由なのかあるいは、背景情報を説明するのがその時難しかったのか、その税理士さんはあまり説明をしてくれなかった。
だそうです。
得意不得意もあります。
私の場合には、英語での説明を口頭ないし文字でしっかりすることを念頭においています。
悩みを感じ取ってもらえるか
なんとなく説明してくれそうな雰囲気を自分では出せている気がします。
学生の頃、留学生と一緒に住んでいました。
そのうち一人は、ベルギー出身だったのですが、機械的な翻訳が分かっても理解できないことがあるといっていました。
学生の頃から練習しているので、文化背景の違う人に説明するのが、私は得意です。
非居住者や非永住者の税務
日本国内に住んでいると、国内税務が問題なのだけれども、いただく需要があります。この場合も少し複雑になります。
非永住者は、確定申告で余分に提出しないといけない書類があります。
非居住者であれば、どの部分が申告対象になるのか理解しなければなりません。
簡単なようで、一人ですべてをするのは難しいです。
だからこそ、お問い合わせをもらってお手伝いしています。
ビザの関係からもきちんとしたい | 国際税務 税理士
「故意に税金未納や滞納繰り返した場合 国が永住許可取り消しへ」とあるように、税金の申告をしていない人に対しての対応が気になります。
ただし、もともときちんと納税することで誓約書を書いてから許可をもらっていますから、実際には厳しくなっている訳ではないでしょう。もちろん、気をつける必要は変わりません。
日本でビジネスをしている場合の国際税務や、日本での申告など、お手伝いできることがあれば、ぜひお問い合わせください。
キーワード
「国際税務 税理士」
大阪市北区、大阪市都島区、大阪市福島区、大阪市此花区、大阪市中央区、大阪市西区、大阪市港区、大阪市大正区、大阪市天王寺区、大阪市西淀川区、大阪市淀川区、大阪市東淀川区、大阪市旭区、大阪市城東区、大阪市鶴見区、大阪市阿倍野区