インボイス制度で、発行側にデータ請求書の保存義務があるか?

インボイス制度で、発行側にデータ請求書の保存義務があるか?

インボイス制度で、発行側に、データで作った請求書の保存義務がありますか? あります。紙に出力して保存するか、電子帳簿保存法に従ってデータを保存しないといけません。 以下で、詳しく説明をしていきます。 インボイス制度とは? インボイス制度とは、消費税に関する取引において、請求書等の発行事業者(売り手側)が発行した適格請求書の保存方式により、取引の記録を確保し、税務上の処理を円滑に行うことを目的として導入された制度です。また、インボイスに関する情報を電子化することで、取引の効率化や透明性の向上につながるとされています。...
知っておきたい「昼食費は経費?」会計処理込で、個人事業主・会社別に考える。

知っておきたい「昼食費は経費?」会計処理込で、個人事業主・会社別に考える。

職場で食べる昼食が経費になるかどうか疑問に思ったことはありませんか?もしそうなら、このブログの内容が答えになります。毎日の昼食が事業費と見なされるかどうか、およびそれらが適切に会計処理されていることを確認する方法について説明します。個人事業主でも、会社でも、昼食代の制度を考えるきっかけにもできます。 昼食費は経費になるか? 2021年現在、日本のサラリーマンの平均昼食代は約700円から1000円程度と言われています。ただし、都市部や職種によって差があります。 一般社団法人...
税法が、AI処理だけではうまくいかない人的要素の検討

税法が、AI処理だけではうまくいかない人的要素の検討

税法は日常生活の重要な部分ですが、複雑な場合があります。税務書類を処理するのは長くて面倒なプロセスになる可能性があるため、多くの人がプロセスを簡単にするために AI に目を向けています。ただし、税法の特定の側面では、人の介在が必ず必要です。税法に関するAIの影響・利点とともに、AI だけではうまくいかない 理由を考えてみます。 はじめに: 税法に対する AI の影響 導入で説明したように、人工知能 (AI) は税法の分野に大きな影響を与えています。 AI...
設備やソフトの導入で考える7つの目的

設備やソフトの導入で考える7つの目的

組織に新しい機器やソフトウェアを導入することは、当初はよくありますが次第に減ってきます。そうするとなんとなく新しいものを入れようと考えにくくなる。今あるものをそのまま法定耐用年数を超えても使えないか考えます。 長く使うことは悪いことではありません。ただ、新しいものを入れることの良さをちょっと忘れてしまいます。 この記事では、新しい機器やソフトウェアを組織に導入する際に考慮される 7 つの目的について説明します。投資をしようと考えるときに改めて認識しておきましょう。 便利にすること...
2023年度の税制大綱の骨子を理解しよう

2023年度の税制大綱の骨子を理解しよう

2023年度税制大綱が2022年12月16日に発表されました。 これが法律に反映されてやっと最終的に納税時の指針になります。法律にどう反映されるかでちょっと変わってきますね。 反映を待つうちに、どういう論点が出たかかんたんに理解をしておきましょう。時間がない方は、こちらの四角枠だけを読んでください。 超まとめ NISAの枠拡大 贈与の相続参入3年→7年 教育資金、結婚資金の非課税枠がそのうち廃止 インボイス制度・電子帳簿保存法の骨抜き化 将来的な増税(法人税、たばこ税) 中心的な改正予定...
フタをされた節税、海外中古建物からの減価償却費

フタをされた節税、海外中古建物からの減価償却費

節税として認められていたものが、租税回避として最終的に適用できなくなっている例があります。 ひとつの例は、個人が海外の中古建物を買って、不動産所得と給与所得をぶつけて税金を減らす方法です。すでにフタがされていますが、ご紹介してみます。 過去の節税方法、海外中古建物の減価償却 木造の建物について、減価償却資産の年数を22年としてみます。 日本は中古市場があまり活況ではありません。一方海外では中古建物市場が活況です。...