増税はプロパガンダ。インボイス制度は益税への対処

増税はプロパガンダ。インボイス制度は益税への対処

インボイス制度への反対の話をちょくちょく報道で耳にします。 「インボイス」は消費税の控除や還付を受けるために必要な請求書やレシートのことで、来年10月の制度導入後、事業者は取引先からインボイスの発行を求められるケースが想定されます。 一方、現在、消費税が免税されている小規模事業者は、インボイスを発行するために必要な登録を行うと、新たに消費税の納税義務が生じるため、市民グループは、小規模事業者にとっては実質的な増税に当たるとして制度の中止や導入延期を訴えました。 NHK「インボイス制度」反対する市民グループが都内で大規模集会...
事業所得・雑収入の通達変更2022年は大きな話ではない

事業所得・雑収入の通達変更2022年は大きな話ではない

事業所得と雑収入の区分の通達変更。ニュースでは比較的取りだたされています。 ただ、大したことは言っておらず、税理士から見れば「今までと判断基準が変わりませんね」と。課税庁側も当初の300万円の原則基準について出したものの、あくまで原則。反証する内容があれば、300万円未満であっても事業所得で申告可能でした。 トーンダウンして、帳簿を挙げましたが、それも大きな論点にはなりません。今までと基準は変わりません。変わらないという点だけでもおさえておきましょう。 間違った通達解釈が流れていることに注意...
「事業」は継続的に続く前提がある

「事業」は継続的に続く前提がある

事業所得は継続的 「事業」は継続的に続くものという考えが、所得税です。所得税法施行令63条の12号に、「継続的」と記載されていますね。 第二款 事業所得 (事業の範囲) 第六十三条 法第二十七条第一項(事業所得)に規定する政令で定める事業は、次に掲げる事業(不動産の貸付業又は船舶若しくは航空機の貸付業に該当するものを除く。)とする。...
銀行は預金が増えても喜ばない時代になっている

銀行は預金が増えても喜ばない時代になっている

当然の内容といえば、当然の内容ですが、銀行は預金が増えても喜ばない時代になりました。 お金を貸す・貸さないでも一昔前と雰囲気が変わったように、 「預金口座を解約するぞ」とか、「定期預金を解約するぞ」というのは、それほど響かない時代になったと感じます。 相手のルールを理解することの大切さを改めて痛感します。 銀行が預金を喜ばなくなったことについて、改めて考えてみましょう。                      ...
リモート経理完全マニュアルでバックオフィスの在宅勤務のヒントを

リモート経理完全マニュアルでバックオフィスの在宅勤務のヒントを

インタビューを受けたので、献本としていただきました。 お応えさせてもらった内容を以上を練り込んで、 具体的なツールを含めた目線でまとめてあり、 経理とリモートを考える上でとても参考になる書籍でした。 エンボス加工された表紙の触り心地がよいです。 拝読して、書籍内容で気になったところ、リモートとしごとの目線、 中小企業で導入する際の意思決定について感じたことをまとめてみます。                      ...
テレワークの小さな事務処理削減、振込手数料は相手先負担

テレワークの小さな事務処理削減、振込手数料は相手先負担

テレワークを進めるとしても 日々の仕事の効率化が大切です。 経理の消込業務(売掛金がある先からの 振込が、合っているかを確認する業務)が 難しくなくても手間がかかるので、 効率化したいとよく感じるところです。 振り込んでもらうときに、振込手数料がないと その処理をスッキリさせることができます。                   民法上の取り決め 民法上は、債務者が費用を負担することになっています。...