マンションを建設して相続税を節税する向き不向き

マンションを建設して相続税を節税する向き不向き

節税策のひとつに建物を建てることがあります。相続税においてよく使われる方法です。 建物を建てるとどうして相続税を下げられるのでしょうか。わかりやすい理由を2つ説明いたします。 また、この節税策は向き不向きがあります。万能ではありません。 その理由も合わせてお伝えします。 建物において価値が下がる理由 建物を建てるときに価値が下がるその理由は、借入金が発生することです。イメージ図を見てみましょう。 (A)の場合も(B)の場合もどちらもトータルは2億円です。...
税務調査が入りやすい3ケース

税務調査が入りやすい3ケース

前回大丈夫だから今回も大丈夫ということはありません。 赤信号を渡っても捕まらないのと同じで、見つかった人は、運が悪いというだけでは? いえ、違います。もし信号無視とそろえるなら、信号無視したことをビデオが撮ってあり、現行犯以外でも後から追いかけて捕まえられるという条件を付け加える必要があります。 もともとから、違反がないように対応しておかなければ、体力も使います、お金も使います、信用も失います。 そんな中、個人で税務調査が入りやすい例というのは、いくつかあります。今回は、そのうち3例を挙げておきます。 売上金額が900万円台の申告...
黄金株で承継する変化球は、なぜあまり好まれないか

黄金株で承継する変化球は、なぜあまり好まれないか

事業承継において、種類株式が取り出たされることがあります。そのひとつに、黄金株というものがあります。 黄金株は通称であり、拒否権付種類株式といわれます。 決議に対して特別な権利を持っている株式と理解してください。 黄金株は、事業承継で株式を移動する際に上手に使えると言われます。ただ、言われますというだけで、実際に提案をすると拒否感があります。 提案としてはできるのですが、実務内ではあまり人気がなさそうです。なぜ、人気がないかを少しまとめてみます。 黄金株のよさ...
フタをされた節税、海外中古建物からの減価償却費

フタをされた節税、海外中古建物からの減価償却費

節税として認められていたものが、租税回避として最終的に適用できなくなっている例があります。 ひとつの例は、個人が海外の中古建物を買って、不動産所得と給与所得をぶつけて税金を減らす方法です。すでにフタがされていますが、ご紹介してみます。 過去の節税方法、海外中古建物の減価償却 木造の建物について、減価償却資産の年数を22年としてみます。 日本は中古市場があまり活況ではありません。一方海外では中古建物市場が活況です。...
検索不要の売上基準は通達と条文であいまい? 電子帳簿保存法の判断で

検索不要の売上基準は通達と条文であいまい? 電子帳簿保存法の判断で

電子帳簿保存法において、売上1000万円以下は、検索簿をつくらなくていいとなっております。その代わりデータをすべて提出してくださいという条件付きです。(上記な2022年12月2日現在であり、同12月中旬に改定される可能性があります)。 この場合の売上1,000万円は、消費税の判断と全く一緒ではありませんので、注意が必要です。また、通達と条文では基準期間の売上高を年換算するかの判断が異なっています。条文をちゃんとよく読んで判断すべきいい例と考えます。 判断の仕組み...