執筆者 小嶋 | 2024年1月4日 | 個人の税務会計
日本を訪れる際、免税店での買い物は大きな魅力の一つです。しかし、その仕組みや利用方法、さらには今後の改正について正しく理解することは、訪日外国人にとって非常に重要です。日本の免税店の買い物について全容を解説します。 免税店の買い物の基本 日本の免税点での買い物では、消費税が免除されます。これは、主に非居住者や一時的な訪問者を対象としており、購入した商品を日本国外に持ち出すことが条件です。このシステムは「性善説」の原則に基づいており、海外で使用される商品に対しては国内での消費税を徴収しないという考え方です。 対象者と商品カテゴリー...
執筆者 小嶋 | 2023年12月15日 | 個人の税務会計, 法人の税務会計
税金を専門としない一般の方向けに、自民党・公明党から出ている税金の法律の改正の予定をまとめてみます。専門的には、これは税制改正大綱と呼ばれています。今回の分は、2024年の法律変更の方針です。 税金は人の行動へ影響を与えます。改正予定を理解することによって、 今急いだほうがいいのか、それとも待った方が良いのか、変わらないのか間理解できます。 まとめるに当たっては、以下の区分で考えます。 個人向け 会社の方向け その他(免税店など) できる限りおおまかな流れが分かるようにいたします。 全体方針として...
執筆者 小嶋 | 2023年11月6日 | 個人の税務会計
葬儀を行う際に領収書を保管するべきなのは、その後の相続税の申告や他の家族へ立替を証明する際に役立ちます。しかし、領収書がもらえない費用があるときはどうすればいいでしょうか。 領収書がもらえない費用の例 お寺での戒名代やお心づけに対して領収書をもらえないのはなぜなのでしょうか。それは、宗教関連の収入であり、対価ではなく謝礼と認識しているからです。 謝礼という名称にとらわれず、対価に対するサービスがあるかを検討します。例えば、弁護士や税理士に講演会の依頼をした際の謝礼は、講演というサービスをもらった対価です。...
執筆者 小嶋 | 2023年10月30日 | 個人の税務会計, 法人の税務会計
2023年9月末に、厚生労働省が、一時的に所得があがって社会保険に加入することとなる人に対して106万円の壁、扶養控除の認定である130万円の壁の緩和対策をしています。 どんな対策で、申請方法がどうなのかをまとめます。 社会保険 106万円の壁・130万円の壁 パートやアルバイトで話にでるのは、106万円の壁と130万円の壁です。それぞれ具体的に理解していきましょう。 106万円の壁...
執筆者 小嶋 | 2023年10月21日 | 個人の税務会計, 小規模事業売却
外国へ商品やサービスを提供することは、近年では当然のことです。今回は、外国へサービスを提供する場合の記帳の基本についてまとめてみます。 売り上げたとき 商品やサービスを販売した場合には、その商品やサービスを販売した日に売上を計上します。販売した日とは、商品なら引き渡しが基本です。B2Bなどを想定すると、引き渡して検収した日を基準にします。 もし1,000,000円を売り上げて現金を収受したら、このように処理します。 日付借方貸方摘要9月22日現金1,000,000円売上1,000,000円A社 商品販売代...
執筆者 小嶋 | 2023年10月3日 | 個人の税務会計, 法人の税務会計
インボイス制度が2023年10月から始まっています。 各所で色々と騒がれていますが、インボイス制度の影響を下げるためにインボイス番号を登録しないけれども仕入側で8%控除をしていいという経過措置があります。 また、私がもう一つ課題と考えているのは、受け入れ側の対応です。請求側がこの制度を理解していても、請求される側が経過措置を理解していないと、うまく噛み合いません。 今回は、請求書を発行する側としてこの経過措置の理解と対応方法を、そして請求を受け入れる側としてこの対応をまとめてみます。 インボイス番号...